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UniTune Clipの良いところ
視認性が高い
視認性の高い、明るいLEDが搭載されている。暗いステージ上でも、問題なくチューニングをすることができる。
ピッチ検出が速い
UniTune Clipのピッチ検出速度は、非常に速い。弦を弾いた0.1秒後くらいには音名が表示される印象。KORGのチューナーだと0.3秒くらいは掛かるので、これは結構すごいと思う。
参考までに比較動画を用意した。KORG AW-2とUniTuneを一緒にベースのヘッドに付けて、チューニングをしている。
チューナーの感度が高いため、演奏していないときでも、振動を拾ってピッチが検出されることがあるようだ。
UniTune Clipの機能
基準ピッチの変更
電源ボタンを右に見たときに、下辺の右側に付いているボタンを押すと、基準ピッチ(A=〇〇Hz)の変更画面に突入する。その後は、左右のボタンで基準ピッチを増減できる。数秒間操作せずにいると、表示されているピッチで確定される。
ニードルモード/ストロボモードの切り替え
電源ボタンを右に見たときに、下辺の左側のボタンを押すと、チューニングモードの変更画面に入る。その後は、左ボタンを押すたびに、ニードルモード/ストロボモードが切り替わる。
数秒間操作せずにいると、表示されているチューニングモードで確定される。
購入前に知っておきたい製品の特徴
オートパワーOFF機能を搭載
UniTune Clipは、電源をONにした後、5分で電源が切れる仕組み。このオートパワーOFF機能は、無効にはできない。したがって、演奏中に常にチューナーをONにしておきたい人の機材としては、不適切だ。
バッテリー駆動のチューナーを常時ONにしておきたいという人は少ないかもしれないが、購入前には留意しておきたい。
自由な首振りは無理
当製品に搭載されている回転軸は、1つだけ。そのため、クリップの先端が自分の体の方向へ向くように、チューナーを楽器のヘッド部分に取り付ける必要がある。
例えば、UniTuneをギターのヘッドの6弦のペグあたり、あるいはベースのヘッドの4弦のペグあたりに取り付けて使うことは出来ない(そうやって取り付けるとディスプレイが見えない)。
クリップの挟み込む力が強い
KORGのチューナーと比べると、クリップの挟み込む力が強い。洗濯バサミくらいの力はある。外れにくいのは良いことだが、ヘッドにすり傷が付くことを気にする人は注意したい。
ジャイロセンサーが内蔵されている
UniTune Clipにはジャイロセンサーのようなものが内蔵されており、取り付け時の地面方向を自動的に検出してくれる。横長にセットしたUniTune Clipの、上辺と下辺を逆さまにすると、画面表示も一緒に反転してくれる。
もし何かの事情で、逆立ちしながらチューナーを確認するような必要がある場合、この点に気をつけたい(そういう人は少ないと思うが)。
開封の儀
UniTune Clipの入っている箱。
ボタン電池・本体・説明書が入っている。
付属品はボタン電池と説明書。説明書は英語で書かれている。※日本語の説明書はTCの公式サイトからダウンロードできるようだ
おわりに
チューナーとしての性能は申し分ない。表示は早いし、特に弱点もないし、現状UniTune Clipはギター/ベースチューナーの決定版といえそうだ。