【DAW】OS再インストール時のメモ~その1:アクティベーション解除

※2020年7月5日:記事を一部リライト

先日PCのシステムドライブをSSDに換装し、DAW環境の再インストールを行った。

DAWやプラグイン一式をインストールするのは非常に手間がかかる。クリエイターにとってはあまり頻繁に行いたい作業ではないが、それゆえに、効率の良い環境構築方法が確立されていないのではないかと感じた。

僕自身、けっこう無駄な手順を踏んでしまったように感じているので、誰かの役に立ててもらえればと思い、OSクリーンインストール時の覚え書きを記事にしてみる。

DAW環境の構築方法について、3回に分けて記事を書いていく予定だ。(データのバックアップやPCのセットアップなどの基本的な話題は割愛する)。

PCの初期化前にはアクティベーション解除を!

ソフトシンセやプラグインエフェクトによっては、何もせずにいきなりOSをクリーンインストールしてしまうと、アクティベーション回数を失ってしまう。

これを避けるため、OSのクリーンインストール前にはアクティベーションを解除しておく必要があるのだ。

その必要性はソフトによって変わってくるので、把握するのが割と面倒。そこで、自分の調査と体験を元に、その詳細について書いていく。

注意
情報のご利用は自己責任でお願いします。

アクティベーション解除が必要なソフト

Melodyne

アクティベーション解除が必要なソフトの筆頭格は、何とってもMelodyne。HDDの交換等の都合でOSをクリーンインストールするときは、必ず事前にアクティベーションを解除しよう。さもないと、アクティベーション回数が失われてしまう。

アクティベーション解除は、「アクティベートされているPC」でのみ行える。

アクティベーションの解除は、アクティベートされているコンピュータでしか操作できませんのでご注意ください。アクティベートされているコンピュータにアクセスできない場合、アクティベーションは失われます。

出典:インストールとアクティベーション(公式サイト)

公式サイトの記述を見る限り、もしPCが壊れた場合、事前にアクティベーション解除をしていないことになるので、アクティベーション回数を1回分失うことになる。不親切なシステムだと思うが、仕様なので仕方ない。

ちなみにハードウェア構成に変更がない場合、OSのクリーンインストール前にアクティベーションを解除する必要はない。

ハードディスクの初期化やオペレーティングシステムの再インストールでは、まったく問題は生じません。 この場合、アクティベーションは失われません。

出典:インストールとアクティベーション(公式サイト)

OSの入ったHDDをSSDに換装するような場合は、アクティベーション解除をしておくのが賢明だろう。よくわからない場合も、念のためアクティベーション解除しておくと安全だと思う。

1ユーザーあたりのアクティベーションは2つまで。

Sylenth1

Sylenth1もアクティベーション解除の必要あり(僕はうっかり忘れてしまった)。プラグイン画面上からアクティベーション解除が可能。

もしアクティベーション解除を忘れてしまった場合、後から公式サイト上のカスタマーエリアからアクティベーションの解除ができる(実際にお世話になってしまった)。

しかし、それができるのは10回まで。OSクリーンインストール前にはアクティベーション解除を忘れずに。

1ユーザーあたりのアクティベーションは2つまで。

参考:License FAQ | LennarDigital(公式サイト)

Finale

ソフトウェア上からアクティベーション解除が可能。HDDの故障などで事前に解除できなかった場合、サポートに連絡するよう案内あり。

参考:ライセンス認証の解除(公式サイト)

1ユーザーあたりのアクティベーションは2つまで。

Fxpansion製品(BFDなど)

アクティベーションの解除自体ができないようだが、代わりの方法が使える。

⇒2020年7月5日追記:BFDのアクティベーション解除は、License Managerを起動し、メニューバー>Products>「De-authorize (製品名)」より実行可能です。情報が正確でなかったことをお詫び申し上げます。

BFDは、オフラインでアクティベーションをすれば、オーサライズファイル(.authという拡張子のファイル)を使い回すことが可能(少なくとも僕の環境では)。オーサライズファイルをバックアップしておき、OSの再インストール時にはそれを読み込めばいい。

※場所→ C:\Users\ユーザー名\AppData\Roaming\FXpansion

ハードウェア構成が変わると上手く行かない場合もあるらしいが、今回の僕のケースではシステムドライブの交換のみだったので、新規オーサライズを求められることはなかった。

オーサライズは累計3回まで可能だが、それを超えた場合、メールで再オーサライズの申請をする必要あり(下記URL参照)。

参考:オーサライズファイルのバックアップ方法(代理店サイト)

オーサライズ実行時に「ERROR6」のメッセージが表示される(再オーサライズの申請方法:代理店サイト)

Arturia製品

アクティベーションはArturia Software Centerというソフトで管理される。そこからディアクティベートが可能だ。

僕はうっかりアクティベーション解除を忘れてしまったのだが、ハードウェアの構成がそれほど変わっていなかったためか、アクティベーションの残り回数を失うことはなかった。

しかし、普通ならアクティベーション解除は必要。忘れずに。

オンラインでアクティベーション解除できるソフト

XLN Audio製品

公式サイトのアカウント上でアクティベーション解除をすればOK。オンライン上でアクティベーションを管理する仕様なので、OSクリーンインストール後、別のPCからでもアクティベーション解除はできそう(未確認)。

しかし、OSクリーンインストール前にアクティベーション解除をしておくのが精神衛生上よいと思う。

Audio Modeling(SWAMエンジン)

Audio Modelingの音源は、Audio Modelingのサイトのアカウント上で管理が可能。アクティベーション解除もアカウント上で出来る。

同時にアクティベーション可能な数は、2つまで。

アクティベーション解除が不要なもの

Spectrasonics製品

特に何もしなくてよい。代理店のMedia Integrationのサイトにも、特記事項はなし。

僕自身ここの製品は長年愛用していて、オーサライズ手続きは何度も行っているが、アクティベーションについて気にしたことはない。

短期間に何度かアクティベーションを行うと、その理由を項目にチェックする形式で答えさせられることはある。だけど、アクティベーションさせてもらえなかったことはない。

参考:Spectrasonics製品 オーサライズ方法(代理店サイト)

Native Instruments製品

NI製品もアクティベーション解除の必要はない。公式サイトにも「ディアクティベートは不要」と記載あり。

ライセンス契約上のアクティベート可能台数を超える場合、インストール済みの製品をディアクティベートする必要はありませんが、既にインストールされているコンピュータから製品をアンインストールしていただく必要がございます。

出典:NI製品を2台目のコンピュータにインストールするには、別のシリアルナンバーが必要ですか?(公式サイト)

Sample Modeling製品(Kontaktエンジン)

Sample Modeling製品はKONTAKT音源なので、NIのアクティベーションシステムがそのまま利用される。

IK Multimedia製品(AmpliTubeなど)

ユーザーエリアから残りのオーサライズ回数を確認できる。しかし、アクティベーションの解除はそもそもできないようだ。

上限に達した場合、テクニカル- サポートに連絡することでオーサライズ回数の追加が可能との情報あり(参考サイトより)。

合計10回までオーサライズが可能なので、使い切る可能性が少ないと判断しての仕様なのかも。

参考:AmpLitubeのauthorizationsについて(Yahoo!知恵袋)

FabFilter

オーサライズ形式ではないので、ライセンスコードを読み込ませれば普通に使える。

ドングル管理のもの(=アクティベーション解除不要)

ドングル管理のソフトは当然アクティベーション解除は不要。ライセンスがドングル管理となっているソフトのメーカー一覧をまとめておく。

USBメモリ

  • Waves
  • Plugin-Alliance

eLicenser

  • Vienna Symphonic Library
  • Steinberg

iLok

  • Slate Digital
  • Synthogy(Ivory)
  • Softube
  • Lexicon
  • Sonnox
  • EastWest

おわりに

僕自身の体験を元に記事を書いているので、間違いが含まれている可能性もある。必ずご自身で確認していただきつつ、アクティベーションの管理は確実に行ってください。