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【FF名曲】ファイナルファンタジーの音楽でオススメの50曲を紹介する

日本を代表するRPG、ファイナルファンタジー(FF)。FFシリーズはゲーム中のBGMの人気も高い。そこで今回は、FF1~FF15の中で、優れた音楽を50曲厳選した。

※オンラインゲームのFF11とFF14は除外

個人的な好みも大いに含まれるが、FFシリーズの音楽を探すための参考にして欲しい。なお、ストーリーのネタバレとなるような記述は極力避けている。

※曲のタイトルをクリックすると、YouTubeが開きます。

FF1

プレリュード

ファイナルファンタジーと言えばこの曲。流れるようなコードトーンのアルペジオで構成されているのが特徴。

オープニング・テーマ

初期のFFシリーズではよく流れていたテーマ曲。最近のFFでも、しばしエンディング中などに流れることもある。


FF2

チョコボのテーマ

チョコボ初登場!シリーズを通して使われている、FFでも有名な一曲。

FF3

悠久の風

FF3のフィールド曲。勇壮さや冒険への期待感を感じさせる、RPGらしい曲調だ。FF3を代表する一曲だろう。


FF4

バトル2

ボス戦で流れる戦闘曲。緊迫感や勇壮さを感じさせる、RPGらしい一曲だ。

某有名ゲームキャラRPGの、ゲーム中に出てくるFFパロディでも、やはりこの曲が戦闘曲として使われていた。

FFの戦闘曲では最も有名な曲のひとつだろう。

少女リディア

のどかで美しく、優しい旋律が印象的。FF4でも有数の名曲だ。

FF5

ビッグブリッヂの死闘

FFシリーズの音楽でも有名な一曲。イントロのオルガンのsus4的な高速アルペジオが最高にかっこいい。


FF6

決戦

ボス戦で流れる、緊張感と疾走感のある一曲。The Black Magesでもカバーされている。

※The Black Mages:スクウェア社員で結成した、FFの曲をHR/HMアレンジして演奏するバンドのこと。CDもリリースしている。

妖星乱舞

プログレッシブ・ロック的な展開がすごい、FFでも一番の大曲だ。4つの楽章に分かれており、曲の長さは17分にも及ぶ。変拍子が出てくる11分過ぎのところからが非常にカッコイイ。

The Black Magesでもカバーされている。

THE BLACK MAGES/黒魔導士

FF7

更に闘う者たち

3連系リズムのロック曲。Deep Purpleを思わせるようなハモンドオルガンがカッコイイ。

The Black Magesでもカバーされているが、そちらもクオリティが高いのでオススメだ。

エアリスのテーマ

シンプルかつ印象的な一曲。ピアノの旋律が優美さや寂しさを感じさせる。キャラクター固有のテーマ曲としては、最も有名な曲のひとつだろう。

J-E-N-O-V-A

ジェノバのイメージによく合った、疾走感と緊迫感のある印象的な曲。The Black Magesでもカバーされている。

片翼の天使

色々とネタにされることも多いが、当時では珍しいボイスサンプリングを取り入れたりと、革新的な曲。

なお、映像作品「FF7AC」では、「再臨:片翼の天使~Advent:One-Winged Angel~」というアレンジバージョンが流れる。こちらは本格的なオーケストラに加え、The Black Mages的なHR/HM系のギターが取り入れられたサウンドになっており、非常に豪華な曲になっている。こちらもオススメだ。

FINAL FANTASY VII Original Soundtrack

FF8

FF8の音楽は、シリーズでも屈指の完成度を誇ると僕は感じている。作品全体を覆うややダークな雰囲気が、音楽でも上手く表現されている。

Balam Garden

バラムガーデンで流れる曲。シンプルで安心感がありつつも、独特の雰囲気を持った一曲。
音楽理論的には、リディアン・スケールが使われているのがポイント。これにより独特の不思議な雰囲気が生まれている。バラムガーデンの雰囲気にマッチしたサウンドと言えるだろう。

Breezy

バラムで流れる。ガットギターのシンプルな曲だ。ゆったりとしたアルペジオがのどかで心地よい。

この曲の良いところは、実際に本物のギターで演奏できるような音使いがされているところだ。ギターを想定して曲が作られているあたりに、植松氏のこだわりを感じる。ずっとアルペジオ奏法なので耳コピもしやすい。ギターが弾ける人はぜひ演奏してみよう。

The man with the Machine Gun

戦闘曲のうちの一つだ。4つ打ちのリズムに乗せたシンセのリフが印象的な、テクノ風楽曲。疾走感がありクールな一曲。

The Black Magesでもカバーされている。

Fisherman’s Horizon

フィッシャーマンズ・ホライズンという街で流れる曲。FFシリーズでも屈指の名曲だろう。ずっと聴いていたくなる、美しく牧歌的な一曲だ。印象的なメロディラインに凝ったコード進行は、まさに植松節といったところか。

Julia

FF8の主題歌である「Eyes On Me」のピアノアレンジバージョンだ。曲が流れるシーンとそのストーリーの背景がとても感動的なので、個人的にはこちらを推したい。

Ride on

飛空艇で流れる曲。イントロの木管のハモりが小気味良い、明るい曲だ。

FINAL FANTASY VIII Original Soundtrack

FF9

いつか帰るところ

タイトル画面で流れるリコーダーの曲。リコーダー数本のシンプルな編成にもかかわらず、非常に印象的な一曲だ。植松氏の作曲能力の偉大さを思い知らされる。

Vamo’ Alla Flamenco

6/8拍子のフラメンコ曲。ポップにデフォルメされたメロディと曲調が、FF9のキャラのイメージとよく合っている。

ハンターチャンス

ゲーム中のあるイベント時期にしか流れないが、緊迫感と勇壮さを持つ、非常に印象に残る一曲。

The Black Magesでもカバーされている。

ローズ・オブ・メイ

6/8拍子のリズムで、流麗な旋律が印象的なピアノ曲。美しいメロディの中にも、哀愁や気高さのようなものが感じられるのが特徴的だ。ベアトリクスの登場シーンでよく流れる。彼女のキャラクター性がよく表現された一曲だ。

FF9屈指の名曲といっても過言ではないだろう。

Melodies of Life

エンディングテーマとなっているボーカル曲。90年代風アレンジの王道バラード曲だ。ストーリーとも相まって、非常に感動的な一曲となっている。

FINAL FANTASY IX Original Soundtrack

FF10

ザナルカンドにて

タイトル画面で流れる曲。FF10という作品を象徴するような、とても印象的なピアノ曲。FFシリーズ屈指の名曲だろう。

浄罪の路

切なくダークな旋律が印象的なピアノ曲。

いつか終わる夢

とある遺跡で流れる曲。FF10主題歌である「素敵だね」のアレンジバージョンとなっている。シンセのノイズを使ったSEがファンタジックで印象的だ。

???バトル

曲タイトルがストーリーのネタバレなので伏せている(そのためサントラ発売前に一部で批判されていた)。4つ打ち+シンセサウンドという、テクノっぽい一曲。オルガンのアルペジオが植松氏っぽさを感じさせる。

The Black Magesでもカバーされている。

FINAL FANTASY X Original Soundtrack

FF10-2

久遠~光と波の記憶~

流麗なピアノのアルペジオが心地よい一曲だ。美しく幻想的な曲調になっている。

FF12

安息の時

美しいハープのアルペジオとフルート、ストリングスが中心の幻想的な一曲。FF12でも有数の名曲だろう。

パンネロのテーマ

木管楽器とストリングスが中心の、朗らかで透明感のある一曲。キャラクターの雰囲気によく似合っている。

ファイナルファンタジーXII オリジナル・サウンドトラック

FF13

発売前の期待が大きかった分、ゲーム内容には賛否両論あるが、音楽ではとにかく高い評価を得ているのがFF13。「閃光」はFFシリーズを通しても屈指の名曲だ。

ブレイズエッジ

ボス戦で流れる曲。雄大なストリングスや管楽器が印象的なオーケストラ曲。緊迫感と躍動感を持った、美しい一曲だ。

閃光

通常戦闘曲。FF13でも抜群の人気を誇る一曲だ。疾走感あふれるリズムの上で、壮大で迫力のあるオーケストラやエッジのあるディストーションギターが躍動する。サビのバイオリンのメロディが非常にキャッチーで印象的。FFシリーズでも屈指の名曲だろう。

サンレス水郷

「サンレス水郷」という地域で流れる曲。一昔前に流行した、キラキラしたハウス風の曲調だ。2コーラス目から女性ボーカルが入ってくる。

ちなみに、サウンドが特徴的なので気づきにくいかもしれないが、「FINAL FANTASY XIII ~誓い~」(タイトル画面の曲)のアレンジバージョンとなっている。

パルスdeチョコボ

昨今のチョコボ曲のアレンジでは、個人的に断トツでお気に入りの一曲。軽快なブラスが印象的なファンク系のアレンジになっている。4リズム(ドラム、ギター、ベース、ピアノ)のグルーヴも素晴らしい。

生演奏で、非常に躍動感あふれる一曲となっている。

ヴァニラのテーマ

優しいピアノの演奏が心地よい一曲。

ヤシャス山

「ヤシャス山」という地域で流れる曲。ボサノバ風のアレンジで、ガットギターの演奏が気持ち良い一曲。

ファイナルファンタジーXIII オリジナル・サウンドトラック

FF13-2

ゲームとしては賛否両論あるFF13-2だが、音楽はFFシリーズでも一二を争うクオリティだと僕は感じている。前作の音楽で高い評価を得た浜渦氏を含め、3人の作曲家が分担して音楽を手掛けている。

FINAL FANTASY XIII-2~願い~

タイトル画面で流れる曲。美しさと悲愴感を併せ持った、作品の世界観に非常にマッチした名曲。これぞ浜渦節!と言わんばかりの一曲。ドラマチックなコード進行の上で鳴るピアノとストリングスのサウンドが印象的。

作曲は浜渦正志氏。

女神の騎士

FF13-2を代表する名曲だろう。ホルンやバイオリンの音色が、前作の名曲「閃光」を連想させる。

ハーフテンポになるところから、溜めて溜めて溜めて、サビ頭でバイオリンのフレーズが炸裂する展開。その瞬間、最高のカタルシスを感じることができるだろう。

こちらも作曲は浜渦氏だ。

疾走

荒野を思わせるような、乾いたロックサウンドの一曲だ。バイオリンのメロディと、間奏のギターのアルペジオが印象的。主旋律は「ノエルのテーマ」と同じものなので、同曲のアレンジバージョンでもある。

作曲は水田直志氏。

ネオ・ボーダム

浮遊感のあるサウンドが心地いい、近未来的な雰囲気の一曲。

透明感のあるシンセの音色に、アコースティックギターのストロークや女性ボーカル(ORIGA氏)が乗り、オーガニックな雰囲気が出ている。歌もインストの一部という感じになっており、主張しすぎず耳馴染みが良い。

ネオ・ボーダムという街を上手く表現した一曲だ。作曲は鈴木光人氏。

ヒストリアクロス

「ヒストリアクロス」の画面で流れる曲だ。部分的に女性ボーカル(ORIGA氏)が入っている。

5/4拍子、6/8(6/4かも?)拍子が切り替わるトリッキーさを持ちつつも、安定感のある心地よいサウンドが楽しめる。浮遊感のあるシンセサイザーとストリングスの調和が絶妙だ。

後半から展開が変わるので、最後まで聴くことをオススメする(ゲーム中では長く聴く機会が少ないのが惜しいところ)。非常にクオリティの高い一曲。

こちらも作曲は鈴木氏が手掛けている。

FINAL FANTASY XIII-2 オリジナル・サウンドトラック

LRFF13(ライトニングリターンズ)

こちらも前作に続き、浜渦・鈴木・水田氏の3名が音楽を担当している。BGM然とした曲が多くなった印象だが、相変わらずクオリティは高い。

箱舟

アンビエントな雰囲気の、美しさと不思議さを持つ一曲だ。女性のクワイアコーラスや、シンセとピアノの旋律が印象的。

作曲は鈴木氏が手掛けている。

光都ルクセリオ

ライトニングが最初に訪れる街で流れる曲。ストリングスの刻みにピアノや木管楽器の旋律が印象的。美しくも、不思議な調性を持った一曲だ。

作曲は浜渦氏。

魂の解放者

戦闘時に流れる曲の一つ。4つ打ちのリズムに乗せたギターやバイオリンの旋律がカッコイイ。ギターソロではテクニカルなスウィープ的フレーズが聴ける。

作曲は水田氏。

LIGHTNING RETURNS:FINAL FANTASY XIII オリジナル・サウンドトラック

FF15

FF15の音楽は劇伴に徹している感じも強く、メロディの主張が強いものは少ないが、どの曲も総じてクオリティは高い。特に戦闘曲はオーケストラに歌も入っていたりと、派手で豪華な曲が多い。

レスタルム

最序盤で訪れる、レスタルムという街で流れる曲。ガットギターとパーカッションのシンプルな編成。明るく楽しげな雰囲気の一曲。

Veiled in Black

戦闘時に流れる曲だ。緊迫感があってスリリングでカッコイイ。FF15らしい一曲。

APOCALYPSIS NOCTIS

エピックなオーケストラサウンドの、勇壮な一曲だ。FF15を象徴する曲だろう。

カエム

アコースティックギターのアルペジオやピアノの音色が印象的。アンプラグドなアレンジが、のどかな雰囲気を出している。

Somnus

FF15のテーマ曲的な位置づけ。ストーリー中の佳境でも流れる。

FINAL FANTASY XV Original Soundtrack

おわりに

音楽と人の記憶は密接に関わっている。ゲームをプレイするときは、ぜひ音楽も心に刻みつけよう。そうすればゲームをプレイした思い出は、より一層豊かなものとなるはずだ。

FFのサントラがサブスクで聴けるように!(2019年6月追記)

2019年6月、FFシリーズのサントラが、Spotify、Apple Music、Amazon Music Unlimited等の主要サブスクリプションサービスで解禁された。

サントラが1枚数千円することを考えると、非常にコスパが高い。FFの音楽目当てで加入しても十分元を取れると思うのでオススメです。