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【レビュー】Anker A7726はiPadの可能性を広げてくれるコスパ最強のBluetoothキーボードです

iPadを使っている人にぜひオススメしたいアイテム。それがこのAnkerのキーボード、A7726だ。

  • US配列
  • 白いキートップ
  • ファンクションキーの印字がiPad準拠

と、思いっきりiPadで使うことを意識した仕様になっている

※iPadユーザーがBluetoothキーボードを導入することの良さについては、次の記事で語っている。

iPadを使っている人はBluetoothキーボードを導入しよう!作業効率が大きくアップします

このAnker A7726は、Bluetoothキーボードの中でも、最も入手しやすい価格帯の製品。品質も申し分ないので、自信を持ってオススメできる商品だ。

Anker A7726の良いところ3つ

1. 安い

この価格でBluetoothキーボードが買えるのは相当すごい。

2. 軽い

Anker A7726の重さは190g(マニュアルより)。スマホ1台分の重さとだいたい同じ重量感。相当軽い。

3. キータッチの品質も十分

そりゃ、REALFORCEやMajestouchのような高級キーボードには勝てないかもしれないけど、値段を考えればキータッチの品質は十分。MacBookに付いているキーボードと比べても申し分ない。

個人的には、このAnker A7726のほうがMacBook Proのキーボードよりもタッチは好みです。



Tips

ファンクションキーがiPadの操作に対応している

ファンクションキーを押さえると、iPadの操作を色々行うことができる。本来はiPad本体のボタンを押す必要があるようなコマンドも、ファンクションキーに割り当てられていたりと便利。

キー 機能
F1 ホーム画面に移動(=Command + H)
F2 ディスプレイの輝度を下げる
F3 ディスプレイの輝度を上げる
F4 Spotlightで検索する(=Command + Space)
F5 ソフトウェアキーボードのON/OFF
F6 前の曲に移動
F7 再生/停止
F8 次の曲に移動
F9 音声をミュート(音量を0にする)
F10 音量を下げる
F11 音量を上げる
F12 スリープモードにする(電源ボタンの1回押しと同じ挙動)

F5のソフトウェアキーボードのON/OFFは、iPadのソフトウェアキーボードとBluetoothキーボードを併用するときに便利。実は、Bluetoothキーボードを接続しているときにソフトウェアキーボードを出現させることもできるのだが、それをやると、iPadだけでは元の状態に戻すことができない。だけど、キーボードのF5を押せば、瞬時にソフトウェアキーボードを非表示にできる。ワンタッチでオン/オフできるのは便利。

F6~F8のトランスポート系ボタンは、Spotifyなどの音楽アプリだけではなく、YouTubeでも使える。前後の動画に移動したり、動画を一時停止したりするのに使える。

2020年5月現在、iPadのYouTubeアプリではキーボードショートカットが使えない状態なので、このファンクションキーを上手く使うと良さそうです。

単4電池×2本で電源供給

電源供給は、単4電池2本で行う。充電式でないことへの批評もあるようだが、個人的には、充電式じゃなくて良かったかなと思っている。普通の単4電池で気軽に使えてしまうこの身軽さが、かえって魅力的に感じる。

電池の持ちも良いと感じる。僕が当製品を使用する頻度は、平均して1日30分~1時間程度と少なめだが、半年~1年程度は電池を交換しない状態で使えている。※あくまで体感における印象なので参考までに。

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電池の残量が少ないときのサイン

電池の残量が少なくなると、青いランプが点滅を始める。これが電池交換のサインだ。僕もこれを実際に確認済み。点滅というよりは、たまにピカッと光る感じだ。

なお、マニュアルには電池残量が少なくなるときのサインについて、「電源ランプは青く点灯し」と書かれているが、これは誤訳なので注意しよう。※ソースの英文マニュアルを読めばちゃんと「begin to flash」と書かれている。

注意点

キーボードはUS配列

日本で普及しているキーボードの多くは、JIS配列(日本語配列)。だけど、この製品はiPadで使うことを想定しているためか、US配列(英語配列)になっている。JIS配列とUS配列では、記号やEnterの位置が違うので注意しておきたい。

とはいえ、iPadは純正のキーボード以外、どんなキーボードをつないでもUS配列として認識されてしまう仕様だ。なので、US配列であるA7726のようなキーボードは、むしろiPadで使うのにうってつけなのだ。

US配列のキーボードでも日本語入力は問題なく可能です。そこはご安心を。

チャタリングが起きることがある

Safariで調べ物をしていると、1時間に1回くらいの頻度で、チャタリングが発生する。

※チャタリング:キーを1回しか押していないのに、2回以上押されてしまう現象のこと。

もちろんこれは正常ではない。正しくキー入力の信号が伝達できていないことになるからだ。レビュー記事等でも、チャタリング報告はいくつも挙がっている。購入する際は注意しておきたいポイントだ。

ただ、そもそもの話として、「Bluetoothキーボードを使う以上チャタリングは避けられない」という考え方もある。なので、僕はiPadでBluetoothキーボードを使うときに限っては、チャタリングについては気にしないようにしている。

おまけ:チャタリングの原因がハードウェア由来ではないと判断した根拠

そもそもBluetoothはWi-Fiと干渉するので、Bluetoothキーボードを使う限り、どんなキーボードでもチャタリングが起こり得る。

原因は、Wifiとの干渉です。WifiとBluetoothの使用する電波周波数は2.4GHzなので信号がお互いに影響を及ぼします。

出典:Bluetoothキーボードでチャタリングが酷い | ガジェット好きの日記

うちのルーターの仕様を調べてみると、たしかに2.4GHzの帯域を利用する仕様。

さらに、チャタリングの原因がBluetooth接続であることを裏付ける話もある。なんと、BT接続のHHKBでチャタリングを起こしているという報告がある。

インターネットやツイッターでは、HHKB BTは「接続がぶつぶつ途切れる」「チャタリングが1日に何回か発生する」というコメントが非常に目立ちます。中には、「BTがあまりに途切れるのでUSB版を買った」という声すらも。

出典:HHKBはBTかUSB、どちらを選ぶべきか?私がUSBを選んだ理由 | Web.15

本来、HHKBのような静電容量無接点方式のキーボードは、構造上チャタリングが起こり得ない。なのにチャタリングが起きるということは、その原因はBluetooth接続であることに他ならない。

追記:5GHzのW-Fiに対応したルーターに買い替えて完全解決!

※2021年4月25日(日)追記:
その後、新しいWi-Fiルーターを購入した。

これにより、Anker A7726のチャタリングは完全に解消された

「同じ2.4GHzという帯域を使っているため、BluetoothとWi-Fiが競合してしまい、Bluetoothキーボードでチャタリングが起きてしまう」という事前予想。これは事実であることが判明した。もしチャタリングで悩んでいる人がいれば、お手持ちのルーターのWi-FIを、(製品が対応していれば)5GHzに切り替えてみるといいかもしれません。



おわりに

この価格でこの品質のBluetoothキーボードを入手できるというのは、我々ユーザーにとっては相当恵まれた状況だ。iPad自体のコスパの高さも相まって、良い買い物ができること受けあい。「iPadを使っているけど、まだBluetoothキーボードを持っていない」という人は、ぜひこのAnker A7726を導入することをオススメします。

Anker A7726