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ミックスの品質向上に直結!おすすめリバーブを4つ紹介【2024年冬】

Black Fridayセールが近いこの時期。どのプラグインを買うべきか頭を悩ませている作曲家やDTMerの人も多いのでは無いだろうか。

何が欲しいかは、もちろん人それぞれ。そんな中、あえて空気を読まずに「みんなリバーブを買おうよ!」という主旨の記事を書いてみたい。

リバーブに投資すべき理由?

なぜリバーブをオススメしようとしているのか?その理由は、良いリバーブを使えば、自然とミックスのクオリティが上がるからだ。いくら良いEQやコンプを手に入れても、設定がダメだといくらでもダメな音を作れてしまう。

一方でリバーブは、EQやコンプに比べれば、比較的設定の難易度が低い。良い感じのプリセットを選んで、適量を掛けるだけで、音が良い感じになってくれる。

ミックスが苦手な人にとって、良いリバーブの導入はサウンドのクオリティを向上させる上で、圧倒的に投資効率が高いといえる。人生の時間など有限なのだから、優先的にそういう製品に投資していくべきだ。



おすすめのリバーブ4つ

1. LiquidSonics: Illusion

今、最も良いリバーブを作っているメーカーといえば、LiquidSonicsだろう。

LiquidSonicsのリバーブの中で、最も汎用性が高いのがこのIllusion。美しく華やかな響きを得ることが出来る素晴らしいリバーブだ。Illusionはルーム・プレート・ホールといった、巷でよく使われるリバーブタイプを網羅している。

LiquidSonicsのリバーブを何か1つ導入したいなら、Illusionがオススメだ。

僕の現在のメインリバーブもIllusionです。

Illusionが良い理由?

なぜIllusionのリバーブが良いのかという話について、軽く触れておく。以下の2点を両立できることにIllusionの強みはある。

  1. コンボリューションリバーブのようにリアルな響きが得られる
  2. アルゴリズミックリバーブのように自由なパラメーター調整ができる

これらを両立するための技術は「Fusion-IR」と呼ばれており、公式サイトでも紹介がある。


(参考)Convolution Reverbs - Why Fusion-IR technology is difffernt - LiquidSonics

実際、Illusionのリバーブは、非常に瑞々しくクリアで良い音をしている。また、パラメーターをいじると、1~2秒の待機時間が発生する。こうして実際にIRが合成されているのだなぁと、感じさせられる。

2. LiquidSonics: Cinematic Rooms

LiquidSonicsからはもう一つ。Cinematic Roomsも素晴らしいリバーブだ。ナチュラルで親密な雰囲気のルームリバーブを使うならコレで決まり。前述のIllusionよりも負荷が軽いのも嬉しい。

※Plugindoctorで計測すると、Performanceの値はIllusionが13ms前後なのに対して、Cinematic Roomsだと5ms前後。

Roomと名付けられているが、使えるのはルームリバーブだけではない。Ambience・Chambers・ Halls・Rooms・Spacesと各種タイプがそろっており、「部屋の響き系のリバーブ」ならコイツにおまかせだ。弱点はプレートリバーブが使えないことくらいだろう。

StandardとProfessional、2種類のエディションが用意されているが、Standardの方でも十分満足行くリバーブが得られる。

Illusion vs. Cinematic Rooms?

LiquidSonicsのリバーブ、どっちを選べばいいの?という疑問を持つ人もいるだろう。どちらも良いリバーブだが、端的に述べると、次のような違いがあると僕は考える。

  • Illusion:華やかで美しいリバーブ
  • Cinematic Rooms:ナチュラルで美しいリバーブ

あくまでも個人の感想だが、参考にしてみてほしい。

3. FabFilter: Pro-R 2

2023年と割と最近発売されたのが、FabFilter Pro-R 2だ。最も信頼できるプラグインメーカーの一つであるFabFilterだが、彼らが贈るリバーブも、確かな品質を誇っている。

Pro-R 2の良いところは、デフォルトでは必要最低限のパラメーターしか表示されておらず、音作りで迷わない点だ。使い勝手が良いリバーブを目指して作られていることがうかがえる。リバーブの品質も申し分ないクオリティ。

4. Valhalla DSP: Valhalla Plate

Valhalla Plateは、選択肢がそれほど多くはないプレートリバーブというジャンルの中で、真っ先に候補に挙がってくる製品だといえる。発売は2015年とそこまで新しい製品ではないが、今でも第一線クラスの良い音が出せるリバーブだと僕は感じている。

グラミー賞を受賞した著名なエンジニアも、Valhalla Plateのユーザーだ。


(参考)Mick Guzauski Masterclass on Pop and Funk Mixing [ft. Jamiroquai] - YouTube

なお、Valhalla DSP社はセールを行わない。理由は、

Every day is Black Friday

(出典)Every day is Black Friday here in Valhalla. - Valhalla DSP

とのことで、「毎日がブラックフライデー」を謳っているからだ。ブラックフライデーのセールが無い代わりに、通常価格が安く抑えられているという仕組みだ。

おわりに

リバーブは、有料プラグインと無料プラグインの間で、最もクオリティに差が生まれるエフェクトの一つだ。ミックスのクオリティを上げるために、優先的にお金を使うべき領域だといえるだろう。