【レビュー】Rupert Neve Designs R6はAPI 500モジュール電源の決定版。おすすめ製品です

Rupert Neve Designs R6とは?

Rupert Neve Designs R6は、API 500モジュールを動かすために必要な電源(電源シャーシ)だ。

※API 500モジュールについては以下の記事で詳しく紹介している。

API 500モジュールのススメ:コンパクトに高品質なアウトボードを導入しよう

R6の良いところ4つ

1. 見た目がかっこいい

ボディ全体は黒色で、正面右側のパネル部分だけ白色というデザインをしている。R6が持つモノトーン基調のデザインは、どんな部屋のインテリアにもマッチすることだろう

また、R6に装填されていくことになるモジュール機材たちは、やはり黒ベースのデザインが多い。そういう機材を入れた場合は、もちろん色合いは調和する。反対に派手な色のモジュール機材を入れた場合でも、それがアクセントカラーになる。どんなモジュール機材を収めても、シャーシの色とケンカすることがなさそうなので好印象。

2. 入出力端子が豊富

R6は入出力端子が充実している。R6では、次の3パターンの形状の端子を利用可能だ。

  1. XLR
  2. TRSフォン
  3. D-Sub(※8ch分まとめて転送可)

API 500モジュールのシャーシ電源は、Rupert Neve Designsに限らず、他社の有名メーカーからいくつも販売されている。しかし、Rupert Neve Designsの製品ほど、入出力端子が充実している製品は見当たらない。

  • API 6-slot lunchboxだと:TRSフォンは付いていない
  • BAE 6-space 500だと:TRSフォンもD-Subも付いていない

まあ結局はXLR端子を使うことが多くなるかもしれないけど、この入出力端子の充実度は、製品を買い求める上での安心材料となるはず。

3. 縦置きも可能

R6の右側面には、取っ手がついている。

さらに左側面には、ゴム足が付いている。これらの事実は、「R6は縦置きでも利用可能」だということを意味する。

※代理店公式サイトにも記載アリ。

耐久性に優れた頑丈なスチール製のシャーシは、横置きと縦置きの両方に対応するように2セットのゴム足が用意されています

出典:特長 | R6 - Rupert Neve Designs | Hookup, Inc.

ただでさえコンパクトなR6。縦置きをすることで、さらに省スペースに利用できる可能性が出てくる。

4. 完璧に動作してくれる

僕はこのR6に、2台のAPI 500モジュールを装填して運用している。これまで数曲のミックス作業で利用してきているが、全く問題なく使うことができている。

本体から異音が発生するようなこともないし、モジュールの挙動が不安定になるようなことも一切ない。

R6の付属品

R6には、電源ケーブルと、モジュール固定用のネジが付属してくる。

ブランクパネルについて

ブランクパネルとは?

Rupert Neve Designs R6には、最大で6台のAPI 500モジュールを装填可能だ。それはつまり、装填されているモジュールが6台未満の場合は、空きスロットが出てくるということ。

このスロットに目隠しをするための板が、ブランクパネルだ。空きスロットが裸の状態だと、ホコリも入りそうだし、見た目もイマイチ。空きスロットには、ブランクパネルを装着するのがよい。

おすすめのブランクパネル

ブランクパネルは、思ったよりも高価だ。「なんでこんな板切れがこんなに高いの……」と感じる人も多いだろう。そんな迷える方々のために、先に結論を述べておきたい。

  • 高いけど、素直にAPI 5B1を買いましょう
    ※どうしても白が良ければRupert Neve Designs 510をどうぞ(もっと高いけど)

API 5B1は本来、Rupert Neve Designs R6ではなく、API製のシャーシ電源用のブランクパネルだ。ちなみに金属製。

だけど、API 5B1は、R6にも問題なく装着可能。色も黒なので、デザイン的にも意外と悪くない。

ブランクパネルも白色で揃えたければ、Rupert Neve Designsの純正品を買うとよい。※ただし価格はAPI 5B1の約2倍以上です。

代替案とそれらが却下された理由

ブランクパネルもそこまで安いわけではないので、一度は何かで代用できないか考えてみた。だけど、前述の通り、「素直に買うべき」という結論に至った。

ここでは、最終的な結論に至るまでに考えていた代替案と、それらを却下した理由を参考までに述べておく。

  • Hudson Hi-Fiのパネル(4枚セット)を個人輸入する:米Amazon/Reverb.comともに、日本からは輸入不可だった(おま国)。あと送料込みだと言うほど安くない
  • DIYREのパネルを個人輸入する:送料込みだと言うほど安くない
  • RADIAL Duo (2スロットのパネル)を購入する:デザインが好きじゃない。安いけど空きスロットの数が奇数になったときに面倒
  • アクリル板でDIYする:加工が思ったより大変そう(ネジ穴をあけるのにドリルがいる)

という感じです。

考えてみれば、音楽機材のガワってどれも金属製だし、一応アースの役割も果たしている。API 5B1のようなちゃんとした金属製のパネルを買うというのも、そこまで悪い選択ではないのかもしれない。

おわりに

最後に、なぜ同社のR10ではなく、R6を選んだのかについて書いておこう。

API 500モジュールの魅力の一つは、省スペースにハード機材を導入できることだ。省スペース性能と、モジュールの拡張性の両立を図る上では、このRupert Neve Designs R6が最適なサイズだと考えている。