このサイトは記事内に広告を含む場合があります

【レビュー】サンワサプライの電動エアダスター 200-CD079は缶よりも便利!

デスクトップPCユーザーの僕は、長年、缶のエアダスターを愛用してきた。エアダスターを使って、最低でも1年に1回はパソコンの内部清掃を実施してきた。

最近になって電動エアダスターを導入したところ、コストと使い勝手の両面が改善された。これは記事を書かなくては……と、筆を執ることにした。

商品の概要

※長いノズルは着脱可能

サンワサプライ 200-CD079は、AC電源式の電動エアダスターだ。コンセントにプラグを差し込み、手元のスイッチをONにすると、吹き出し口から風が出てくれる。

初めて手に取ったときの第一印象は、「ドライヤーみたい」。見た目も重さも、まるでドライヤーだ。



電動エアダスターのメリット3つ

電動エアダスターは、缶のエアダスターと比較して、メリットがたくさんある。

1. 風量が弱まらない

缶タイプのエアダスターは使い続けていると、徐々に風圧が低下していく。それを防ぐために、複数の缶をローテーションさせる必要がある。電動エアダスターなら常に一定の、十分な風量で清掃作業ができる。

2. 風量の調整ができる

当製品には「強」と「弱」の2つのモードが搭載されていて、風量を2段階で調整できる。普段は弱モードで掃除し、ここぞという場面では強モードでがっつりホコリを吹き飛ばす……といった使い分けが可能。

僕の使い方だが、デスクトップPCの掃除をする場合、大半の時間は弱で使えばOK。CPUクーラー周りのホコリを吹き飛ばしたいときだけ、強にしている。

強モードだと、缶のエアダスターよりもずっと強い風が出てくれる。以前よりもPC内部の掃除がだいぶ楽になった。

3. コストを気にせず使える

缶タイプのエアダスターは、1本500円前後。1年に3缶ほど使っていた僕の場合、年間で1,500円ほどのコストが掛かっていた。おまけに、「できるだけ少なく吹こう」という節約意識が常につきまとっていた。

だが、電動エアダスターなら本体代+電気代のみで済む。5年くらい壊れずにいてくれれば、十分に元が取れる計算だ。

ホコリが気になったら、気軽に何度でも使えるというのは心理的にも嬉しい。デスクトップPCの内部以外にも、ラックの裏や本棚の中など、これまでコストの都合で掃除を躊躇していた場所にも、迷いなく風を当てられるようになった。

AC電源であることの利点とは?

最近の電動エアダスターにはバッテリー式も多いが、本機はAC電源式である。僕はこれが大きなメリットだと考えている。

  • バッテリーの寿命を気にしなくていい
  • 充電の手間が一切ない
  • 長時間の作業にも向いている

スマホを考えると分かりやすいが、バッテリーを搭載している電化製品は、バッテリーの寿命がそのまま製品の寿命となりやすい。

AC電源であればその心配はいらない。熱膨張などのリスクもないので、意外と長く使い続けられるのではないかと、今のところ予想している。

もちろんコンセントが近くにないと使えないし、コードがある分取り回しには工夫が必要だが、有線で使えたほうが何かと安心感がある。



騒音レベルについて

騒音レベルは比較的高め。iPhoneアプリの「デシベルX」を使って、15cm程度の距離にてiPhoneをかざして測定したところ、次の結果になった。

  • 弱モード:約83dB
  • 強モード:約88dB

参考までに、僕が所有するパナソニックのスティック掃除機をデシベルXで測定すると、86dBと出た。電動エアダスターの弱モードは、体感的にもデータ的にも、だいたい掃除機レベルだといえる。

掃除機の騒音は低音寄り、電動エアダスターの騒音は高音寄りなので、電動エアダスターは心理的にうるさく聞こえる可能性はあります。

※ちなみにこの掃除機、マニュアルには「運転音は69dB」と書かれている。公称の数値はあまりあてにならないようだ。


「デシベルX」の計測結果を、画像でまとめてみる。

なお、サンワサプライの楽天の公式サイトには当製品の騒音レベルは「90〜95dB」と記載されている。

200-CD079

使用音量

90~95db

出典: 電動エアダスター 比較表|サンワダイレクト 楽天市場店

しかし、これはやや不正確だとと言わざるを得ない。音楽畑にいる僕から見れば明らかなのだが、90~95dBという値は「人が大声で歌うレベル」の騒音であり、エアダスターの騒音よりも大きい。前述のスマホの騒音計の測定値ともだいぶ異なる。

騒音を恐れるあまり、この電動エアダスターの購入をためらっている人がいるかもしれないが、少なくとも「弱」で使えば、掃除機レベルの騒音なので安心してほしい。

開封の儀




箱を開けた図。







内容物一覧。







本体についているスイッチ。一が弱モード、二が強モード。ここだけ見ると本当にドライヤーみたい。







ブラシ付きノズルも付いている。僕は使いませんが。






その他の覚え書き

収納方法についての工夫

本機はおそらくロングノズルを付けて使うケースが大半だと思うが、収納の際に毎回着脱するのは面倒。

そこで、僕はノズルを付けたまま、ノズルの先端を天井方向に向けて、立てて保管する方法を採用している。これなら使用時もすぐに取り出せ、見た目もスッキリする。収納棚の一角にちょっとしたスペースを設ければ、問題なく収まる。

フィルターについて

ノズルの反対側には、着脱可能なメッシュのフィルターが付いている。排気のためには当然吸気も必要なわけで、その吸気口を覆うためのものだ。

フィルターにはホコリが付着するが、クラフトテープの粘着面などを使えばカンタンにホコリは除去できる。

まとめ

サンワサプライの「200-CD079」は、初期投資に必要な価格こそ缶エアダスターに比べれば高価だが、電気代だけで末永く使える上に、風量・使い勝手・コスト感のすべてが缶タイプを上回っている。

買ってよかった!と素直に思える製品だ。

サンワサプライ 200-CD079