2023年3月3日(金)Vintage Analog Drums Vol.1~3の内訳が入れ替わっていたので修正
目次
Slate Digitalがサンプルパックを無償配布中
Slate Digitalがサンプルパックを無償で配っている。一応2021年のBlack Fridayに合わせたキャンペーンのようだ。
- 全部で16タイトル
- どのサンプルパックも高品質
- 100%ロイヤリティーフリー
- 「楽曲中で使うのはいいけど、サンプルを再配布するのはダメ」というごくごく普通のライセンス形態
- すべて無料ダウンロード可能
ダウンロード可能期限は、2021年12月31日まで。
ダウンロード方法
Slate Digitalの公式Twitterアカウントによるツイートで紹介されている通りだが、ここでも解説しておく。
専用URLにアクセスする。
Free Sample Packs | Slate Digital
GET THEM FOR FREE!ボタンをクリックする。
メールアドレス・氏名(ローマ字)・電話番号(日本の人は頭の0の代わりに「+81」)を入力。Get them now!をクリック
これでサンプルパックのダウンロード用URLが、登録したメールアドレス宛に送られてくる。
Slate Digitalとは?
Slate Digitalは実績のあるデベロッパーだ。次のような製品を開発してきた、確かな実績がある。
- FG-X:数年前の覇権マスタリングリミッター
- Virtual Mix Rack:初めてUADの地位を脅かした(?)、アナログ・エミュレーションのNativeプラグインエフェクトの先駆け。今でもサブスクで新製品続々追加中。
- Steven Slate Drums:打ち込んで良し、レイヤーして良しのロック系ドラム音源。
決して「新興デベロッパーが宣伝のために、赤字覚悟で無料配布をやっているようなパターン」ではない。安心してダウンロードしてOK。
なにがすごいの?
これがタダなのはおかしい
以前、「Samplephonicsのサブスクサービス「Noiiz」の無料プランが気前いいですよ」という記事を書いた。
【無料体験あり】サブスクの音ネタサイト、「Noiiz」を紹介する
だけど、今回のSlate Digitalのキャンペーンは、そんなレベルじゃない。
- ちゃんとした商品レベルのサンプルパックを
- (DL期限以外)何の制限もなく
- タダで配布する
というおかしな内容。「ちょっとどうしちゃったの……Slateさん」というくらいの、出血大サービス・大盤振る舞いのサービスだ。
サンプルのクオリティも高い
正直に話すと、僕自身「無償サンプルだし、確認は後回しでいいや」とダウンロードしてから2週間くらい放置していた。本日時間が出来たので中身を確認。うーん、普通にクオリティが高い。そう感じた。
そりゃ取捨選択はしなきゃならないだろうけど、僕が今まで有償で購入してきたサンプルパックのサンプルと、同じ水準で使えるクオリティだ。
それにしても、これが無料配布とは驚かされる。
ビートは楽曲の要
リズムパートというのは、楽曲の骨格となる部分。ちゃんと良い音のサンプルを使って、丁寧に作り込む必要がある。そのためにも、サンプルパックの調達は大切な儀式。
かつては、1枚1万円以上するようなサンプリングCDを買ってきて、PCに取り込んで大切に使う……というのがクリエイターにとっては当たり前の光景だった。
今回のSlate Digitalのサンプルパックは、信じられないことに無料だ。どう考えてもお金を払うだけの価値はある内容なのに。ここはSlate Digitalさんに感謝しつつ、ありがたくダウンロードさせてもらおう。
良さそうなタイトル
ここでは紹介しきれないが、次のようなサンプルパックがダウンロード可能だ。
- Vintage Analog Drums Vol.1:TR-707やLinnDrumのサンプルを収録
- Vintage Analog Drums Vol.2:TR-808のサンプルを収録
- Vintage Analog Drums Vol.3:TR-909のサンプルを収録
- Aurora Lofi Sample Pack:Chill~Lofi Hip-hop向けサンプルパック
- EDM Sample Pack:EDM向けサンプルパック
- Midnight Synthwave Sample Pack:Synthwave向けサンプルパック
- Hip-hop Sample Pack:Hip-hop向けサンプルパック
今流行のサウンドから、オールドスクールなものまで、多くのジャンルをカバーできる守備範囲の広いラインナップとなっている。