作曲家・ミュージシャンが英語を習得するための学習方法を紹介

前回の記事では、英語を習得する6つのメリットについて書いた。

作曲家・ミュージシャンが英語を習得する6つのメリットを紹介【DTM】

今回の記事では、英語力を身に付けるための学習方法について書いてみる。

3つの力を身につけよう

英語を身に付けるためには、以下の3つの力を身に付けるのが重要。

1. 文法の知識

英語を習得するためには英文法の知識が欠かせない。複雑な文や、長い文を読むためには、文章の構造をきちんと理解する必要があるからだ。

しばし、「日本人は文法を気にしすぎ」という意見が浮上することがある。だけど、日本人が英語を習得することを考えた場合、文法の知識があったほうが近道ができるのは間違いない。欧米の多くの言語と日本語では、文の論理構造が異なっているからだ。

あなたがもし「英語圏で生活していない日本人」なら、文法を学ぶことをオススメしたい。

どの程度の文法の知識が必要なの?

英語を不自由なく活用するためには、高校卒業レベルの英文法の知識が必要。いいかえると、高校レベルの英文法が完璧に頭に入っていれば、あとは単語や熟語の知識さえあれば、95%以上の英文は完全に理解することが可能。

英文法は一度理解してしまえば、その後は一生活用することができる。いわば「コスパの高い学び」といえる。単語や熟語を覚えるのと並行して、(むしろそれよりも先に)英文法を学習するのがオススメ。

  • 関係代名詞
  • 現在完了/過去完了
  • to不定詞
  • 分詞構文

こういった文法は実際によく使われる。これらのキーワードを聴いてもピンと来ない人は、ぜひ英文法を学習してみよう。

英文法の知識があれば、英文の構造が理解できるようになる。僕も高校生の頃に文法の教科書を手に入れてから、一気に英語が分かるようになり、楽しくなったのをよく覚えている。

学習方法

  • 英文法の教科書を熟読する

※オススメの参考書は後述。

2. 語彙力

英語力の差とは、すなわち語彙力の差だと言っても過言ではない。豊富な語彙力を身に付けることは、英語力の向上に直接つながる。

ひとつ押さえておきたいのは、

  • 単語の知識
  • 熟語の知識

この両方が必要だということ。英語では、別々の単語を連結することで、様々な意味を持たせる表現が多い。これを熟語(イディオム)と呼ぶ。

たとえば、

  • run(単語):走る
  • run out of ~(熟語):~を使い果たす

のように意味が変わるのだ。語彙力を身に付けていくためには、単語と熟語、両方を覚えていく必要がある。

学習方法

  • 英単語帳を熟読する
    ※その際、CDを聞きながら一緒に音読し、聴覚も活用するとなおよし

※オススメの参考書は後述。

3. 聞く力

動画コンテンツが充実してきている昨今、英語を聞き取る力は、これまで以上に重要になってくるはずだ。

  • 洋画を見る
  • 洋楽を聴く
  • 海外のニュースを見る

英語を聞く力があれば、こういった行為もより一層楽しめるようになる。

幸いにして、音楽をやっているあなたは普通の人よりも耳が良い。積極的に英語の音声コンテンツに触れて、日常的に英語の学習をしていこう。聞く力を身に付けるための近道はないので、「習うより慣れろ」の精神で、英語の音声にたくさん触れていこう。

学習方法

  • 洋画・洋楽など、英語の音声コンテンツに日常的に触れる
  • TOEICや大学受験向けのリスニング教材で学習する

おすすめの参考書

『DUO 3.0』

鈴木 陽一(著)

英語が得意な人が口を揃えてオススメする最強の単語帳がコレ。僕はこれを早い時期から使用する機会に恵まれ、すっかり英語が得意科目となった。

DUO 3.0では、必要な単語・熟語が1つの例文に無駄なくぎっしり、かつ自然に詰め込まれている。これがDUO 3.0の最大の魅力だ。語彙力を身に付ける上で、極めて効率的な学習が可能となる。初版の発売から20年以上経った今でも熱烈な支持を受けているのは、それだけ質の高い学習教材だからということに他ならない。

あえて課題点を上げるとすれば、文法の知識がない人だと、例文の構造が理解できない可能性があるということだろうか。分詞構文、仮定法、不定詞、関係代名詞……これらの文法が使われていたとしても、いちいち「ここは仮定法ですよ」などという説明はしてくれない。文法の教科書と併用して学習するのがオススメだ。

音声CDも販売されているので、必ず併用して学習しよう。耳からも情報を得られるようにしたほうが、学習効率は断然高くなる。

DUO 3.0の音声CDには「基礎用」と「復習用」の2つがある。リスニング力を向上させる目的の人にとっては、例文だけが読み上げられる「復習用」だけで問題ない。※個々の単語の発音は辞書/翻訳サイト等でいくらでも確認できるので。

「復習用」のCDは、初めて聴くときはスピードが速く感じるかもしれないが、何度も聴いていれば慣れるので問題ない。

『基礎からの新々総合英語 (チャート式)』

高橋 潔、根岸 雅史(著))

豊富な情報量を持つ、英文法の教科書だ。大学受験向けの教科書としてもよく使われる。

関係代名詞・完了形・仮定法といった、英文の構造を理解するための基本的な文法が一通り紹介されており、どれも丁寧に解説されている。内容をすべて理解すれば、高校英語についての文法的な知識は、お釣りが来るレベルで習得できているといってよい。

おすすめのサイト・ツール

YouTube

実は質の高い英語学習サイトなのが、YouTube。

  • 世界の偉人のスピーチがアップされていたりする(スティーブ・ジョブズ、ガンジー等)
  • 自動翻訳機能によって字幕を表示させられる動画も多い
  • ネイティブが投稿したコメント欄の英語を読んで楽しめる

このように、英語学習に適した要素が揃っている。YouTubeがある時代に英語を学習できる私たちは、とても恵まれている。YouTubeにアクセスし、英語のキーワードを入力し(重要)、世界中の英語に触れてみよう。

YouTube

ネイティブと英語について話したこと

ネイティブスピーカーがが正しい英語表現を解説してくれる素晴らしいサイトだ。「ネイティブの人にとっては違和感のある表現」なども例文で教えてくれる。日本に住んでいてはたどり着けないような貴重な情報を得ることができる。

ネイティブと英語について話したこと

Google翻訳(Chrome拡張機能)

WebブラウザのGoogle Chromeの拡張機能に、Google翻訳がある。これは英語を学習する上では非常に便利。インストールすれば、次のように瞬時に和訳を表示させることが可能だ。

  1. 英文をドラッグして選択する
  2. 右クリック>「Google翻訳」を実行
  3. 和訳が表示される

あまりにも便利なので、これに頼りすぎるあまり、英語の学習がおろそかにならないように意識する必要がある。あくまでも英語学習の補助ツールとして利用していこう。

Google 翻訳 - Chrome ウェブストア

英辞郎 on the WEB

英和辞書のサイトはいくつかあるが、最も使い勝手が良いのが英辞郎のサイトだ。知らない単語を調べるときには一番使いやすい。僕も愛用している。

英辞郎 on the WEB

より本格的に学習するなら英会話を

今回の記事では、基本的に自分一人で英語を学習するための方法について書いている。

ただし覚えておきたいのは、どんな学習内容も、アウトプットするのが大切だということ。英語もそうだ。可能であれば、英語を話す機会を作っておきたい。

ネットが発達した今の時代は、オンライン英会話を利用するのが良い。DMM英会話はコスパが高く、もっともオススメできるサービスだ。自宅にいながらマイク一つでレッスンを受けられるという手軽さが良い。