このサイトは記事内に広告を含む場合があります

Kindle Unlimitedで読める音楽制作/演奏に役立つおすすめの本 9冊

以前、音楽制作に役立つ本をまとめた記事を書いた。

【教則本・書籍】作曲・編曲・DTMに役立つ、おすすめの本11冊

その中には、いつの間にかKindle Unlimitedの対象になってしまったタイトルも多い。定価で購入した僕としては複雑な気持ちだが、それは「良書であっても、Kindle Unlimitedの対象となる時代になった」ということでもある。

今回新しく、Kindle Unlimitedで読める音楽関係の本を紹介する。今回も、オススメできる本だけを厳選して紹介する。

注意
「Kindle Unlimitedの対象になっているかどうか」は、2019年12月時点での情報を元にしています。目当ての書籍がある場合、それがKindle Unlimitedの対象になっているかを確かめてから、サービスに加入することをオススメします。

音楽制作についての本

『DAWではじめる自宅マスタリング』

江夏 正晃(著)

なんとなくダウンロードしてみたのだが、想像を遥かに上回る良書で、感銘を受けた一冊。

  • スピーカーを部屋に設置するときのポイント
  • マスタリング前の2mixにふさわしい帯域バランス
  • マスタリングでEQ処理を行うときのポイント
  • 目標とすべきRMS値
  • 等ラウドネス曲線についてのアレコレ

このような、マスタリング作業を行う上で必要な情報について、分かりやすく説明してくれている。

マスタリングの具体的な手順について紹介されている書籍は貴重だ。正しいマスタリングのやり方については、Web・書籍ともに情報が少なく、あったとしても、割といい加減な情報だったりすることも多い。

そんな中、この本に書かれている情報はかなり信頼できる。僕自身の「長年の試行錯誤の末に会得したマスタリングテク」と一致する内容も多く、ぼんやりとした仮説が確信へと変わるような感覚もあった。

リットーミュージックのサイトから音源もダウンロード可能なので、実際の音を聴いて確認することもできる。オススメの一冊だ。

『転調テクニック50』

梅垣 ルナ(著)

曲中で転調行うときの実例が紹介されている一冊だ。譜例のコード進行はオーソドックスなものが多く、J-POPやフュージョンでよくあるような「sus4系コード/分数コードをきっかけにした転調」は少ない。そのため、実際の曲作りで使われる転調テクニックが全て網羅されているというほどではない。

しかしながら、それがかえって転調の理論的を学ぶための教材としては効果的。「なぜこの転調が可能なのか?」という根拠についても、キーの変化やドミナントモーションの説明を交えつつ、その都度丁寧に説明されている。「理論的な破綻のない、正しい転調方法」を学ぶ上で、ビギナーの人にオススメできる一冊だ。

ちなみに、ビギナー向けといっても、「音楽理論が全く分からないよ!」という人には理解するのは大変かもしれない。そういう人は、先にダイアトニックコードやキー(調)に関する知識を学んでから読んだほうがいい。

※当サイトにもダイアトニックコードの解説記事を載せているので、よければ読んでみてください。→ 【保存版】全12キーのダイアトニックコード一覧と解説

『クリエイターが教えるシンセサイザー・テクニック99』

野崎 貴朗(著)

シンセサイザーの音作りの基本テクニックがたくさん掲載されている。最新のEDM的な音色というよりは、「どんなシンセでも出せるような、定番の音色」が中心に紹介されている。「どのような波形(ノコギリ波、サイン波等)を使うべきか」についても解説されているので、理解を深めやすい。

商品レベルのサウンドを作る場合、自分でシンセの音色調整をするスキルは必須。シンセが苦手な人も、こういった本をきっかけに、「脱プリセット」を目指して行くのがいいと思う。

※当サイトにもシンセの音作りの記事を載せているので、よければ役立ててみてください。→ 知っておきたいシンセの音作り:基本テクニックを8つ紹介(デモ音源あり)

『DAWで学ぶリズム打ち込み入門』

Watusi(著)

以前の記事でも紹介した書籍だ。ジャンルごとのリズムパターンのポイントについて、具体的に解説してくれている。新版が出る前は、中古本にプレミアが付いたほどの一冊。

『アレンジャーが教える編曲テクニック99』

マニュアル・オブ・エラーズ(著)

こちらも以前の記事でも紹介した書籍だ。「テクニック99」シリーズの中では最もオススメできる一冊。編曲(アレンジ)という作業には、とにかく専門的な知識が必要。音楽理論・楽器の性質・音色への理解など、習得すべき知識が山ほどある。

この本では、編曲に必要なTipsが幅広くまとめられている。2ページ見開きで手短にまとめられているので、気軽に読むことができる。編曲作業に行き詰まったときにでも眺めてみると、作業がはかどるはずだ。

ちなみに、「テクニック99」シリーズはどれもKindle Unlimitedの対象。Kindle Unlimitedを利用する際は、片っ端からダウンロードして楽しむのもいいだろう。

『プロの曲作りが分かる本』

マニュアル・オブ・エラーズ(著)

これまた以前の記事で紹介した書籍だ。前に見たときはKindle Unlimitedの対象ではなかったが、ついに対象に含まれたようだ。

上記の『アレンジャーが教える編曲テクニック99』でも紹介した、マニュアル・オブ・エラーズの著書。実践的な内容が多く、作曲家・編曲家としてお仕事をする上で、欠かせないTipsが多数紹介されている。プロを志す人は必見の一冊。



雑誌

『サウンド&レコーディング・マガジン』

サウンド&レコーディング・マガジン編集部(著)

プロの愛読者も多い、権威ある雑誌のサンレコ。そんなサンレコも、Kindle Unlimitedの対象となっている。特に、毎年1月号(11月下旬発売)のプライベートスタジオ特集は必見。

『ギター・マガジン 2019年12月号』

ギター・マガジン編集部(著)

ギタマガもKindle Unlimitedの対象。紙の雑誌とは異なり、著作権の関係で既存曲の譜面が掲載されないのが惜しいが、それでも特集記事には見ごたえがあるものが多い。アンプ特集やギタリスト特集などは、マニアの好奇心を満たすのにも十分な内容だ。

今回は紹介を割愛するが、『リズム&ドラム・マガジン』」や『ベース・マガジン』もKindle Unlimitedの対象になっている。

学び

『よくわかる音楽著作権ビジネス 基礎編』

安藤 和宏(著)

音楽著作権ビジネスについて分かりやすく書かれた一冊。JASRACに対する正しい知識や、原盤制作費のパーセンテージなど、具体的な情報がたくさん書かれている。

漫画の挿絵があって読みやすい雰囲気にはなっているものの、ページ数も多く、簡単な内容でもないため、多少頭を使う必要はある。とはいえ、セミプロ以上の人は、自身の音楽をマネタイズするために、正しい著作権の知識を身に着けておくことは必須。一度じっくり本腰を入れて読んでみることをオススメする。

なお、「基礎編」だけではなく、『よくわかる音楽著作権ビジネス 実践編』もKindle Unlimitedの対象になっている。より実践的な内容になっているので、知識を深めたい人はご一読を。